◇「性表現について」「その他表現について」◇
皆さんが作る作品の中には性表現を含む場合があるかと思います。 勿論これらもストーリー、演出上必要な表現ですが、行き過ぎた性表現は日本ではワイセツ図画として刑事罰の対象になってしまう場合もあります。個人で責任を取って収まればいいのですが、世間に同人誌というものの解釈で誤解を与えたり、それが原因で即売会の開催が難しくなったりする場合も起こり得ます。皆さんの活動の場所、表現のためにも最低限のルールを守って楽しく作品を作りましょう。

実際どのようなものがワイセツ図画と判断されるのかというと「性器の露骨な描写」がこれにあたります。
悪気がなくても持ちこんだりしてしまうと「販売目的所持」「ワイセツ図画頒布」と見られてしまう事もありますので注意しましょう。

また、現行の「児童ポルノ法」では実在する18歳未満の(男女不問)ヌード、セミヌード、性行為をはじめ、それらに準ずる読み手に性的な刺激を与える内容は処罰の対象になりますのでこちらも注意が必要です。修正があってもダメなんです。この法律の改定案には漫画、アニメ、ゲーム等の「架空のキャラクター」も対象になっており、表現の規制について現在多くの議論が交わされています。

これら性表現の問題に関しては、BL等の女性向作品でも同様のことがいえます。近年、女性向同人誌においては、表紙や販売時のPOPに成人向の表記がない、または無修正などの事例が増えているという報告もございました。ワイセツ図画の問題は男性向作品だけの問題ではないということを、よくご理解ください。

それでは、同人活動をするにあたっての性表現についてはどのような注意が必要なのでしょうか。

  • 18歳未満の人に頒布しない。そのためにも「成人向」「18禁」「ADULT ONLY」等の表記を表1に入れる。
  • 誰の目にもつきやすい表紙では過激な性表現は避ける。
  • 修正は黒ベタ、白抜きできちんと消す。トーン等で実線が解ってしまったり小さ過ぎるのはNG。
  • モザイク修正は下の絵柄が判別できない粗さでないとNG。
  • 会場で提示・配布されるポスター・チラシなどでのヌード、セミヌード、性行為の表現は東京都の条例により提示・配布が難しい可能性があります。
  • 必ず奥付の記載を行ってください。 →奥付について
    内容はサークル名、発行者連絡先(URLまたはE-mail)、発行日、印刷会社名
  • 18歳未満の方からの「成人向け作品」のご発注は弊社では受付できません。

以上の内容に注意していただければ大体は大丈夫なのですが当社で原稿を拝見させていただいた折に、ワイセツ図画として捉えられる可能性がある原稿に対してはご連絡差し上げる場合がございます。その他、著しい暴力表現をとられている作品や、自殺を幇助するような内容、猟奇的またはそれに準じる内容に関しましては印刷をお断りする場合があります。尚、商業誌等の規制の基準をクリアしている場合でも、当社の判断により修正をお願いする場合もあります。ご了承ください。

コミックマーケットなど東京のイベント合わせで成人向けの本を作られる方は、東京都の都条例が年々厳しくなっているので注意が必要です。特にコミックマーケットにサークル参加される方は「コミケットアピール」を必ずご一読の上、原稿作成されることをお勧めいたします。



「著作権について」

登録されている「トレードマーク」「ロゴ」は無断で使用してはいけません。意匠権、商標権の侵害は非親告罪なので第三者が訴える事が可能な点からグッズ等を扱うサークルさんはこれらの点で特に注意が必要です。

尚、ディズニー社・任天堂が著作権を有している作品に関しましては、両者が著作権に関して非常に厳しいスタンスをとっているため、原則印刷をお断りしております。どうぞご理解ください。


参考資料:コミケットアピール